先日の2018年8月26日(日曜)23時すぎごろ、無事出産したちゃこ。
今日は出産してから約2週間たとうとしています。
私も猫の出産は初めての事でネットで情報を集めていましたが、それとは大分ちがっていて、猫の出産とはこんなものなのかと驚いたことがあったので、その時の話をまとめてみました。
出産の場所決めは?
出産の数日前から家の中を物色し、出産や子育てによさそうな場所に目星を付けていたようです。
ちゃこが一番気になっていただろう所は押入れの天袋部分。上を見上げて「にゃーー」と何度か訴えられました。
本人の希望ならと思う気持ちはあったのですが、もし本当にそこで出産されたら前後の掃除も大変だし、出産のとき何かあったら大変だし、子猫が落ちたら大変だし、何より、カワイイ子猫がすぐに見れない。
ということで、それまで自由に入れるようにしていた天袋はふすまを全部閉めて、押入れの上段部分を用意しました。
なぜ下段じゃなく上段にしたかというと、うちには柴犬も飼ってるからです。普段は仲良しなんですが、そこはやはり動物。何があるか分からないので犬が手を出せないようにしておくのが安心です。上段ならば犬は上がってこれないから、その方がちゃこの精神的にもいいだろうと思ったんですよね。
いよいよ出産か?
出産数時間前は、そこを気に入ってくれたようで、出たり入ったりしていました。
そして時間は23時を過ぎた頃だったでしょうか。
押入れに入ってじっとしていたかと思うと、出てきて「にゃーーーー」と何かを訴えています。立ち上がり、押入れに着いてこいというような仕草。見に行くと入ったままじっとしていたので、これは見ていて欲しいと言っていることが分かり、少しそこにいる事にしました。
5分くらいたったでしょうか。見ていても、そうすぐには産んではくれません。
私もパソコンの作業や家事がまだ残っていたのでそれを済ませてから見守ってあげようと、急いで作業していると、背中の方で何か物音が…
「ガサガサ!」
「ワフッ!(りんごの声)」
振り返ってよく見ると、ちゃこが押入れから降りてきて、そのすぐ下に敷いていた私たちの寝る布団の横にうずくまっています。りんごの声はちゃこが遊んでくれると思ってけしかけている声でした。
※ 燐五(りんご)→ うちで飼っている柴犬の一五から生まれた娘犬の燐五(りんご)
ひえー、赤ちゃん引きずってますよ!
ちゃこ?
ちゃこをよく見ると、なんと!赤ちゃんが半分出た状態でウロウロしていたのでした。
ちゃこと遊ぼうとしていた燐五をあわてて止めて、お産箱として用意していた段ボールを押入れから持ってきました。そして同じく私たちの布団の上に。やっぱり見ていて欲しかったんだな。ごめんね、ちゃこ。
半分出てきていた赤ちゃんはタオルに包んで私が引っ張りだし、そのお産箱の段ボールに置きました。
するとちゃこは、その中に入って赤ちゃんをペロペロとなめてお世話しだしたのです。へその緒も上手に切って、胎盤も処理。初めてとは思えない、お母さんっぷりに驚きました。
うちで一緒に飼っている柴犬の一五(いちご)は出産経験があるからか、産まれた子の体をペロペロとなめ、へその緒を切り、ついでに胎盤も少し食べてました。
さっき、ちゃこにじゃれようとして止められた燐五(りんご)は少し距離を置いたところで、伏せをしたまま何が起きているのか分からない、といった様子で出産の様子をじーっとただ見つめるだけなのでした。
かわいい赤ちゃん、5匹
それからちゃこは私たち家族が見守る中、数時間かけて全部で5匹のかわいい赤ちゃんを産みました。全部生み終わったのは夜中の2時ごろだったでしょうか。旦那は途中で寝てしまいましたが。笑
赤字ちゃんの産まれた順番とか、記録
長女:三毛猫、半黒顔、109g
次女:茶虎、カギシッポ、111g
三女:三毛猫、八割れ、106g
長男:茶虎、団子シッポ、109g
四女:三毛猫、白茶顔、104g
母猫のちゃこは小さく痩せている方ですが、赤ちゃんはどの子も大きい方かな?とっても元気です。
結局その日は布団の上に置いたお産箱を動かすことも出来ず、お産箱のすぐ横で寝ました。赤ちゃんがピーと泣くとすぐに目が覚めるのは女性の本能なのでしょう。ちゃこはもちろん、一五も私も、浅い眠りで朝を迎えました。
心配していた育児放棄も全くなく、ちゃこは今日も立派に子育てしています。
今は子育てに余裕も出てきて、赤ちゃんが眠っているときはリビングに出てきてご飯を食べたり、家の中の見回りをしたり、ごろんと横になってリラックスしていますよ。
うちの猫のお産、ここに驚いた
猫の出産について事前に調べたところ
・薄暗いところで出産したがる
・警戒して飼い主でも近寄るのを嫌がる
・赤ちゃんを人間が触ってしまうと、その匂いが付いたのを嫌がって育児放棄してしまう
などという情報を多く見かけました。
でもちゃこはどうでしょう。
全く逆でした。
うす暗いところで産もうとしていたのは当てはまるかも?でも結局私たち人間が近くにいなかったせいで、わざわざ出てきて明るい電灯の下で出産しました。
いよいよ出産のときは、私や他の家族が赤ちゃんを触っても、犬が赤ちゃんのお世話をしても平気な様子でした。
むしろ「手伝いなさいよ」って感じ?
こんなのはきっと珍しいと思います。
おかげで記念撮影もバッチリ出来ました。
よちよち歩きの赤ちゃんたち
今日は出産から2週間とちょっと。
赤ちゃんはヨタヨタ歩きで、お産箱の中だけをウロウロしてて悪さもしません。けどもう間もなく自由に歩き出してイタズラざんまいするでしょう。
その時が楽しみのような気もしてますが、なんせ5匹。大変でしょうね。
今はさしずめ嵐の前の静けさです。
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