緑内障のため失明し、痛むだけのものになってしまった目を摘出し、義眼を入れる手術を受けた一五。
傷口がふさがるまでの様子を日にち順にまとめてみました。
この記事のこれ以降は、傷口の写真を掲載しています。
画像をクリックすると見れますが、苦手な方はご覧にならないようにご注意ください。
眼球摘出、義眼挿入術について
一五の手術、正式名は以下の通りです。
◆強膜内シリコンボールインプラント挿入術
視覚喪失した緑内障眼に対し、疝痛緩和の目的で眼内にシリコンボールを挿入。
眼球の、強膜という眼球を包む外側の膜にメスを入れて中の眼球を取り出し、代わりにシリコンボールを入れる方法です。
強膜は残しますので、見た目はとても自然で、一見すると義眼だと分からない位になるそうです。
見た目が自然な方が、飼い主としても罪悪感が少なくて済みますね。
緑内障手術の翌日
▲<閲覧注意>緑内障手術 翌日:クリックで見れます
2018年3月27日
さて、手術の翌日、お迎え日の写真はこちらです
剃毛で肌が見えているので、手術の腫れがあるのが分かって、痛々しいです。
眼球の中にメスを入れたので、血の色の目ヤニがたくさん出ているのが分かります。
滲出液も少し出ています。(透明なので膿ではないです)
瞼(まぶた)に縫合の糸が見えていますが、まばたきで傷口を刺激しないように、動きを制限するために縫い付けてあるんだそうです。
薬は、錠剤の痛み止めを3日分、1週間持続するというパッチタイプの抗生剤を肋骨の下あたりに貼られています。
食欲はあるようです。
念のため、消化に負担のないようにカリカリをふやかしたものとウェットをまぜて与えると、完食してくれました。
緑内障手術後、2日目
▲<閲覧注意>緑内障手術2日後:クリックで見れます
2018年3月28日
傷口はまだ痛々しいです。少しだけ腫れが引いているようです。
血の色の目ヤニがさらに増えてまぶたを固めています。
手術をした方の目は、傷のにおいというか、かすかに血のようなにおいがします。
散歩に連れて行っても全く動こうとしないので、タオルで胴体を持ち上げて強引に歩かせてみました。
地面の匂いを嗅いでも、エリカラが先に地面に当たって「ザザッ」と地面をこする音がするし、思ったように動けないしですぐに座り込んで歩いてくれません。
歩いてくれないので排泄は大、小ともにまだ出ません。
試しにエリカラは少し柔らかい素材のもので自作してみる事にします。
ちなみに一五はエリカラが気になって歩けず排泄もしませんでしたが、エリカラが気にならない子なら、手術当日や翌日からたまっていた物を排泄できる子がほとんどだそうです。
一五が特別だそうで、トホホ、、、。
>>簡易エリザベスカーラーの型紙(準備中)
緑内障手術後、3日目
2018年3月29日
手術の翌日と比べると、まぶたの腫れがだいぶ引いてきています。
差し当たりエリカラを、書類用のクリアホルダーを分解して作り、散歩の時だけ付け替えてみました。
相変わらず自分では歩きませんが、首輪をハーネスに変え、ハーネスで体を持ち上げて歩かせました。
そうすると、やっとボツボツと歩いては止まり、また持ち上げて歩かせてを繰り返し、しばらくすると、大、小、やっとしてくれました。
大はなんと6日ぶりでした。
ようやくそちらも一安心です。。
錠剤の鎮痛剤も今日までで終わりです。
緑内障手術後、4日目
2018年3月30日
血の色の目ヤニや、滲出液も新しく出る量はだいぶ少なくなってきました。
まぶたは目ヤニなどで固まっていてまだ開きそうにありません。
マズル近くに固まっている涙を拭いてやりたいのですが、痛みもありそうなので触ることが出来ません。
ムリに拭かなくてもいいと、病院からのご指導もありましたので、しばらくそのままにしておきます。
エリカラは試行錯誤を重ね、塩ビのファイルを使って作ってみました。
柔らかい素材なので、体の自由が少し効くようになって機嫌は少し直ってきたようです。
要は、固いエリカラだと寝るときに首を曲げて丸くなったり、お尻を舐めてきれいにしたり、という事が出来ない。
エリカラを変えて、それが出来るようになっただけでもだいぶ違うようです。
再診は手術から2週間後、4月9日です。痛々しい姿はもう少し続きます。
コメントを残す