緑内障と診断された柴犬の一五(いちご)。
緑内障はかなりのスピードで進行し、失明に至るという恐ろしい目の病気です。
うちの柴犬、イチゴの場合はどうだったでしょうか。
今回はシリーズ(4)となります。
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そのことを獣医さんに相談した時の記事はこちら
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眼圧が上がると失明する理由
緑内障とは、眼球内の房水という液体の排出が正常に出来なくなり、眼球がはれ上がる状態のこと。
この眼球がはれ上がることで圧迫された視神経が傷つき、失明してしまう、これが緑内障での失明の原因です。
神経は人も同じようにワンコも、一度傷ついてしまうと今の医学では元に戻すことが出来ません。
このため、失明してしまったらその目はもう「痛むだけのもの」になってしまいます。
一五にとって長くツラかった2日間
どう見ても調子が悪そうだった昨夜、翌日の日曜日の朝も、やっぱり調子はすこぶる悪いようでした。
大好きなお散歩も、いざ外に出ても歩きたがらないし、オシッコはするけど大はしない。
それどころか、歩いていると痛いとキャンと悲鳴を上げたりしてる。
これが犬の痛いサイン
散歩から帰ってきても、一五は元気がありません。
・必要以上に動かない。
・目のあたりを触られるのを嫌がる、よける。
・小刻みに震える。
・お座りをしたままつらそうな顔をしている。
これらは犬の痛いサインだったと後から分かりました。
片目は相変わらず開きません。
人間ならば、眼圧が上がると頭をハンマーで殴られるような痛みが続くんだとか。
動物は我慢強いものだといいますが、それでも相当なものだったのでしょう。
一五にはとても可哀そうなことをしました。
一五、ごめんね
それでも今日は日曜日。
病院は月曜日に行こうと決めいていました。
救急病院という選択もあったのかもしれないのですが、この日は用事もあったりして、自分の都合の方を優先してしまいました。
一五をかわいそうだと思いながら、月曜日までがんばって!と励ましながら月曜日を待ちました。
翌日は安定しているかもしれないという淡い期待を持ちながら、、、。
緑内障は治らない。発症して失明してしまえば、眼圧を抑えるための点眼、バイパス手術、眼球摘出手術など、痛みを抑える対処療法しか手段がないのだそうです。
もし失明しているのであれば、いっそのこと楽にしてあげたい、、
いろいろと調べた結果、この時点で私の心はほぼ決まっていました。
セカンドオピニオン
緑内障と診断された当初から、眼科専門の獣医さんB病院さんにいずれ一度見てもらうようにと、かかりつけの獣医さんA病院の先生にアドバイスをもらっていたのですが、そんな感じで次の日も期待していた回復は見られず、朝イチでかかりつけのA病院さんに電話をかけました。
「一五の具合がとても悪そうなので、すぐにでもB病院さんで診てもらいに行きたい。」
そう伝えると、電話でB病院さんに連絡をしておくのでそのまま行ってくださいとの事。
その足で30Kmほど離れた眼科専門のB病院へ向かいました。
セカンドオピニオンって?
セカンドオピニオンとは、かかりつけの獣医さん以外の診断を受けることを言います。
そんなことすると、かかりつけの獣医さんとの関係性が壊れるのではないかと心配の方もいらっしゃるかと思いますが、腕に自信のある先生ほどセカンドオピニオンを勧めて下さると言います。
今回の私のセカンドオピニオンは、かかりつけの獣医さんのご紹介ですんなりと受けることが出来ました。
「専門医を紹介してください。」
と正直に相談してみるのも方法の一つかと思います。
眼科専門の獣医さんへ
さてB病院。
こちらは元々、近所でおじいさまの代から動物病院を開業されていて、そのお孫さんに当たる方が院長として今の場所に新しく病棟を新設され、地元では熱心で腕がいいことで有名な名医さんのようです。
(偶然ながら私の実家が元あったところのすぐ近所でした。)
受付で名前を言うと、今朝のお話の通り、A病院からご連絡をしてもらっていたとの事でした。
名医さんだけあって、待ち時間もなかなかのものです。
1時間近く待ったでしょうか、ようやく名前を呼ばれました。
まずは、検査です。
眼科専門の獣医さんでの検査の内容
普段は従順でおとなしく、柴犬さんなのにちゃんと検査をさせてくれるとA病院でもお墨付きを頂いていた一五でしたが、この日は目が痛むのか検査中はとても嫌がっていました。
検査内容は、
眼圧測定、
瞳孔の検査、
眼球のエコー検査、
眼に手を近づけて反応を見る検査(威嚇瞬目反応検査)が行われました。
この検査は、眼科以外を診てくださるC先生にしていただきました。
検査後、再び待合室に通され、今度はいよいよB先生に診察してもらうのを待ちます。
悲しい診断結果、失明。
再び名前を呼ばれ、B先生と初対面。
ごあいさつもそこそこに、検査の結果が告げられました。
「一五ちゃんの右目は、残念ながら失明しています。」
覚悟していた事とはいえ、、、ショックでした。
失明して見えなくても、眼圧が髙ければ相当な痛みがあります。
一五の右目はもう痛むだけの物です。
これからの事を早急に決めなければなりません。
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